自由な孤独
「奇想の系譜展」に行ってきた。
江戸時代の画家8名 ( 岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪、歌川国芳、白隠慧鶴、鈴木其一) の作品展だ。
彼らの作品は、かつては傍流とされていた。
素晴らしい技術なのだが、
発想が「斬新」で「奇想天外」だからだ。
それが現代では評価されることになる。
繊細な筆使い、眼を見張るような色彩、
そして力強さ。
彼らが描くところを見たかった。
そして、彼らが何を思い描いていたか...
他人の為に描いた絵ではないのだろうと思う。
自分との対話?
自分への信頼?
そこにあるのは、自分だけの孤独な世界か。
絵の素晴らしさはもちろん、
それだけではない何かを貰えた気がする。
それは私にとって、とても大きな力になるだろう。